当日ご参加いただけない方も、お申込いただいた回は後日アーカイブ映像で繰り返し視聴いただけます。
なぜ土壌分析しても成果が出ないのか?
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来年の栽培成功を決めるのは、この冬の準備にかかっています。
土壌分析を行い、正しく施肥をしたつもりでも、なぜ成果が出ないのか?
生育不良や病気、害虫に悩まされるのか?糖度が低く、栄養価も低いのか?
土壌分析や施肥設計を、単なる数字合わせで終わらせたのでは、良い成果は得られません。
作物の健全な生育の基本、「炭水化物優先、チッソ後追い」、「ミネラル優先、チッソ後追い」が守られているか?
そのためには、作物の性格、土の状態に合わせて、的確に土つくり、施肥を行うことが重要です。
「なぜ収穫量や品質が高まるのか」
有機栽培の基本に還り、この冬からしっかり準備をすることで、誰でも「常識はずれの収穫量、栄養豊かな高品質な作物つくり」を実現できます。
BLOF理論の有機栽培は、「作物が根から養分をどう吸って、どう成長していくか」を自然界から学び、有機栽培に応用したものです。
土壌分析は、一般に土壌の「化学性(養分、pHなど)」を調べることが主な目的ですが、健康な作物を育てるうえでは、そのほかにも2つ、重要な要素があります。
1つは「通気性、排水性、保水性」などの土壌の物理性、もう1つは土壌中の有機物を分解し、病害虫を抑制する生物性です。
作物本来の力を最大限引き出すには、この3つを整える必要があります。
なかでも土壌分析は、土の「化学性」を知るための、重要な農作業と言えます。
小祝政明。有機栽培研究家。株式会社ジャパンバイオファーム 代表取締役、(一社)日本有機農業普及協会・代表理事。
経験やカンに頼るのではなく、客観的データ、理論を駆使した有機栽培の実際を指導。
著書に「有機栽培の基礎と実際」「有機栽培の野菜つくり」「有機栽培の肥料と堆肥」
などがある(いずれも農文協より出版)。
独自の有機栽培技術「BLOF理論」は全国数万人のプロ農家に支持され、「身体に美味しい農産物コンテスト(旧称・栄養価コンテスト)」では、グランプリ受賞者を多数輩出している。
→ マイナビ農業/土作りの名人に聞いた、有機栽培の肥料の役割とは(小祝政明)
2019年9月25日、アメリカ、ニューヨークの国連総会にて、SDGs(持続的な開発目標)をテーマとした国連職員向けのカンファレンス(技術学術検討会議)にて、ジャパンバイオファーム代表 小祝政明氏が第一席に選ばれました。
「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」という目標を達成するための技術として、BLOF理論を用いたアフリカのザンビアでの収穫量UPの取り組み、および干ばつに強い農産物づくりの取り組みについて事例紹介、解説を行いました。
化成栽培、化学農薬の時代は過ぎ、本格的に有機栽培の時代に入ろうとしています。
しかし、やみくもに有機栽培をしたところで、本当に安全でおいしく栄養価の高い作物は作れません。
今後、環境問題やコスト削減という視点からも、BLOF理論による高品質、高収量、高栄養の有機栽培技術が重要になってきます。
第1回 11/14(月) 19:00開催
【講義内容(予定)】※参加無料
土壌分析はもっとも重要な「農作業」
・勘や経験で栽培して成功や失敗を繰り返さない
・土壌分析、なにが問題?
・なぜ分析しても成果が出ないのか
・重量法ではなく容積法
・根の張っている場所の状態を知ること
・土つくりでもっとも大切なのは「物理性」
・目指すのは「土の物理性優先の施肥設計」
・物理性の土台がなければ生物性、化学性に進めない
・土が硬いとチッソ優先になる
・土壌分析は良い土つくりのための問題解決方法
【質疑応答タイム】
第2回 12/5(月) 19:00開催
【講義内容(予定)】※受講料:3,000円
数字合わせの施肥設計では良い成果は得られない
・作物の根が必要な養分を吸えているか
・施肥設計の前に物理性、生物性を整える
・土が硬ければ堆肥の比重を高める
・やわらかく根が張れる土/土の物理性優先、団粒構造維持のための施肥設計
・堆肥の役割と施肥設計
・アミノ酸肥料の役割と施肥設計
・ミネラル肥料の役割と施肥設計
・いつでも安定して多収穫・高栄養を実現するには
・施肥設計をIT技術のサポートで行う
【質疑応答タイム】
・第一回 11/14(月)19:00〜21:00 料金:無料
・第二回 12/5(月)19:00〜21:00 料金:3,000円
当日ご参加いただけない方も、お申込いただいた回は後日アーカイブ映像で繰り返し視聴いただけます。
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